Microsoft Office でヘルプが表示できない

ひょんなことから気づいたこのトラブル。
ExcelやAccessにおいては必須ともいえるオンラインヘルプ。
VBAのコーディングには欠かせないオンラインヘルプ。
必要なときに使えないと困る<F1>キーで表示できる便利なオンラインヘルプ。

ナゼかヘルプが原因不明の問題で表示できないときのトラブル解決法です。
※原因不明なので結局原因は不明のままです。場当たり的な対処で解決しています。

※本現象の復旧方法についてWEB検索しましたが、個人的見解から本現象に一致する解決方法が記載されているサイトを見つけることができませんでした。
あくまでも個人的な防備録として記載します。
同様の問題で困っている方がいたとしたらお役に立てる情報になると思い、情報公開する次第です。

[CAUTION!!]
本現象の対策実施はあくまでも自己責任で行ってください。
以下手順の試行により発生するいかなる事象・損害も当方は責任を負いません。
当方では、以下手順において、たまたま現象の復旧ができました。
それは当方では特定できていない発生要因に対し、たまたま手当ができ結果的に復旧に至ったというだけで、完全な復旧を保証するものではありません。


A. 環境

  • OS: Windows7 Professional SP1 日本語版 (64bit)
  • Office: Microsoft Office 2010 SP2

B. 現象

  • ExcelやAccessで[ファイル]タブ-[ヘルプ]-[Microsoft Officeヘルプ]をクリックすると「ヘルプ ビューアーに原因不明の問題が発生しました。続行できません。」と表示されヘルプが参照できない(下図参照)。
  • ExcelやAccessのVBAエディタ上でキーワードを選択し、<F1>キーでヘルプを表示しようとすると、「ヘルプ ビューアーに原因不明の問題が発生しました。続行できません。」と表示されヘルプが参照できない(下図参照)。
ヘルプ表示できない時のエラーダイアログ
図: ヘルプ表示時のエラーダイアログ

C. 対策: ログオンユーザーを作り直す

※本対策は、元のユーザープロファイルを完全に移行できません。旧ユーザープロファイルの利用環境に合わせるには、ユーザープロファイルを再作成した後、相違点(スタートアップや常駐ソフトウェアなど)を確認しながら設定し直す必要があります。

手順詳細

  1. 念のため対象ユーザーアカウント(例: Trouble)のデータ(メールなど)バックアップを作成し、設定内容(スタートアップや常駐ソフト、メールアカウント設定など)を控える
  2. Windows転送ツール([スタート]ボタン-[アクセサリ]-[システムツール])で現象の発生するユーザーアカウントの情報を収集する
    • 転送ツールの転送方法は「外付けハードディスクまたはUSBフラッシュドライブ」を選択します。
    • 現在使用しているコンピューター」の選択画面では、「これは今までのコンピューターです」を選択します。
    • 「このコンピューターから転送する内容を選択します」では、対象となるユーザーアカウントのみを選択して<次へ>をクリックし、パスワードの設定は任意に行い<保存>をクリック(未設定でも可)。
    • 作成先の選択画面では、Cドライブなどに転送情報を作成します。
  3. 新規に作業用ユーザー(例: MOVE)を作成して、作業用ユーザーでログオンし直す
  4. 作業用ユーザーにて、対象ユーザーアカウントを削除する([コントロールパネル]-[ユーザーアカウント]で対象ユーザーを(ファイルごと)削除(<ファイルの削除>をクリック))
    その後、念のためPCを再起動する
  5. 対象ユーザーの削除が完了したら、作業用ユーザーにてWindows転送ツールを実行する
  6. 削除した対象ユーザーの転送情報を復元する
    • 転送ツールの転送方法は「外付けハードディスクまたはUSBフラッシュドライブ」を選択します。
    • 「現在使用しているコンピューター」の選択画面では、「コレは新しいコンピューターです」を選択します。
    • 「Windows転送ツールで~保存済ですか?」では、「はい」をクリックし、転送情報収集時に指定した保存先のファイル(*.MIG)を選択します。続いて「このコンピューターに転送する内容を選択します」の画面で、削除したユーザーアカウントと同名のアカウントのみにチェックし、画面右下の「詳細オブション」のリンクをクリックします。
    • [ユーザーアカウントの割り当て]タブにおいて、「新しいコンピューター上のユーザーアカウント」欄のコンボボックスから、「ユーザーの作成」を選択し、削除したユーザーと同名のユーザー(とパスワードを指定)を作成し<保存>します。
    • <転送>ボタンをクリックしてアカウント情報を新しいユーザーへ転送します。転送が完了したら、作業用ユーザーをログオフして、作成したユーザー名でログオンし直します。
  7. ExcelもしくはAccessを起動し、[ファイル]タブ-[ヘルプ]-[Microsoft Officeヘルプ]をクリックしてヘルプが表示されることを確認します
  8. 完了

※対処法は他にもいろいろと考えられます。
  • もっと詳しく調べて原因を特定し、対処する。
  • Officeをアンインストールし、再インストールする。
  • 新規ユーザーを作成して設定・環境をイチから構築し直す。
  • OSからインストールし直す。
などなど。
今回は時間の都合や環境の再構築構築に伴う労力を極力費やさないことと、ユーザーに割り当てたネットワークドライブや、ネットワーク関係の再設定を行いたくなかったので、上記手順で一応の復旧を行っています。


D. 原因の考察

  • Office 2007からOffice関係のヘルプはCLVIEW.exeというプログラムで表示されるようになったそうです。
  • CLVIEW.exeに問題があるかと思い、WEBで検索し、そこに記載された対処方を試しましたがうまくいきませんでした。
  • 新規ユーザーでは現象が発生しなかったことから、対象ユーザーのプロファイルにヘルプ表示に関わる何らかの不具合もしくは不整合となる情報が記憶されているのではと推測します。
    ユーザー同士でOffice部分のレジストリ比較なども行いましたが、何が原因かは特定できませんでした。
    原因特定に至らずとも、現象が復旧できたのでよしとしています。


E. 解決までの試行(参考)

  1. セットアップDVDからOfficeの修復を実行したが、修復後においても同様のエラーが表示されヘルプが閲覧出来ない。
    結果: NG。
  2. WEBで対処方を検索。ココのページを発見。たどれるリンクからココに記載された手順でレジストリの項目を編集するも状況は改善せず、ヘルプ表示操作でエラーダイアログが表示される。また、ココの方法でクリーンブート状態でも同様にエラーダイアログが表示される。
    結果: NG。
  3. WEBで対処方を検索。ココの情報を元に、試しに新規ユーザーを作成しても現象が発生するかを試行。新規ユーザーでは現象が発生しないことを確認した(ヘルプは表示された)。
    結果: OK。
  4. ココを参考にプロファイルをコピーし、現象の解決に至る。
  5. 旧ユーザーアカウントの常駐ソフトウェアなどの起動設定を行う。
    復旧完了。